藁の楯 わらのたて(通常版) [DVD]
大沢 たかお
ワーナー・ホーム・ビデオ
2013-09-18



Tairaオススメ度:★★★☆☆

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懸賞金10億のクズ(-凶悪犯-)を、命懸けで移送せよ!
5人 vs 1億2千万人 ――― 全国民が敵。
「この男を殺してください。御礼に10億円差し上げます。」
前代未聞の新聞全面広告に、日本中が揺れた! 広告主は巨額の資産を持つ財界の大物・蜷川。
幼い 孫娘を惨殺した男、清丸の首に懸賞金を懸けたのだった。
命の危険を感じた清丸は、潜伏先の福岡で出頭する。
全国民の殺意が向けられる中、48時間以内に清 丸の身柄を警視庁に移送するため、5人のSPと刑事が選ばれた。護衛対象は“人間のクズ"。
一般市民、警察官、機動隊員までもが執拗に命を狙ってくる中、命懸けの移送が始まる。
見えない暗殺者から逃げる為、護送車、救急車、新幹線と次々と移動手段を変えても、なぜか、ネット上のキヨマルサイトには移送チームの居場所が更新されてしまう。
いつ?誰が?何処から襲い掛かってくるか分からない、誰が裏切り者か分からない極限の緊張状態が続く・・・。
はたして、人間のクズを命懸けで守る事に価値はあるのか?
それが“正義"なのか?SPチームは無事に清丸を警視庁に移送することができるのか?
物語は、誰も予測できない衝撃のクライマックスを迎える!
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昨日の夜、この映画を観た。

いろいろなことを考えさせられる映画だった。

犯人の行動が若干映画的というか、少々リアリティに欠ける部分もあるなという印象を受けたけど、犯人の徹底的な自己中心的な考え方や、最初から最後まで自省の念がないところ等は、正に現実に起こり続ける凶悪な犯罪の犯人の心理に近いのではないだろうかと思った。

性善説とか性悪説とか、いろいろなところで話題に上るけれど、僕はその両方がそれぞれ存在しているのが現実なんじゃないかなと思っている。

この映画は、その相容れない善と悪が徹底して描かれていて、結局その両者は理解しあうことも歩み寄ることもなく、ただ両者の進むべき道を突き進みエンディングを迎える。

映画としてのドラマチック性には欠けるけれど、その直視したくない現実的な設定に僕はただただ圧倒された。

僕はこの映画を観てよかったと思う。