繚乱 (角川文庫)
黒川 博行
KADOKAWA/角川書店
2016-03-25



Tairaオススメ度:★★★★☆

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大阪府警を追われたかつてのマル暴担当刑事、堀内と伊達。
競売専門の不動産会社で働く伊達に誘われ、東京で暇を持て余していた堀内は、大阪へと舞い戻る。
再びコンビを組み、競売に出る巨大パチンコ店「ニューパルテノン」を調べるふたりは、利権をむさぼる悪党たちとシノギを削ることに。
警察OB、ヤクザ、腐敗刑事を敵に回し、ふたりは大阪を駆け抜ける―。
『破門』の直木賞作家による、警察ハードボイルドの最高峰。
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久しぶに黒川博行の本を読んだ。

安定の面白さに感動。

黒川博行の作品は、世の中の裏側や金儲けの仕組みが徹底してリアルに描かれていて、物語にとても引き込まれると同時に、心底怖い気持ちになる。

物語を読みながら、現実はそんなに汚いものではないと思いたい気持ちと、実際はそんなんだろうなと納得してしまう気持ちで揺れ動く。

そこが黒川博行の小説の一つの醍醐味だと僕は思う。

とても面白い小説だった。