デッドマン (角川文庫)
河合 莞爾
KADOKAWA/角川書店
2014-08-23



Tairaオススメ度:★★★☆☆

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頭部がない死体、胴体がない死体、右手がない死体…。
遺体の一部が持ち去られる猟奇殺人事件が6件連続して発生した。
捜査が混乱を極める中、ある日本部に1通のメールが届く。
僕は継ぎ合わされた死体から蘇った死人です。僕たちを殺した犯人を見つけてください―。
鏑木警部補率いるクセ者揃いの特捜班が前代未聞の謎に挑む。
度肝を抜く結末が待ち構える警察小説新次元!横溝正史ミステリ大賞受賞作、待望の文庫化。
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なるほど、こういう結末になるのかと、いくつもの謎が解明されていくところは納得がいったけど、物語冒頭の凄惨さとスピード感が、クライマックスに近づけば近づくほどぼんやりと失速していくように感じられた。

これほど凄惨かつ非道な事件なので、その犯罪に至った動機をもっと描ききっても良かったのではないかと思う。

それと、歌野晶午の例の本に類似するトリックもどうしても新鮮さに欠けてしまうので、もっと違う角度から振り切って欲しかったなと。

とか偉そうなことを書いているけれど、短時間で一気に読み込める面白い小説だった。

やっぱり本を読むのは楽しい。